フラワーデザイナー滝沢 可奈子

「インスタは好きな人が集まってくる」フラワーデザイナー滝沢可奈子の趣味から始めた仕事の楽しみ方

今回はフラワーデザイナーの滝沢可奈子さんにお話を伺いました。 インターネット黎明期に自らネットショップを立ち上げ、自身の作品を販売している滝沢可奈子さんが考える、趣味を仕事にすることや、SNS時代のクリエーターの情報発信とは?
イマムラ
イマムラ
滝沢さんはフラワーデザイナーとして活躍されていますが、まず現在の活動を簡単に教えてください。
滝沢さん
滝沢さん
今は主にフラワーアレンジメント作品の制作と販売、その合間にフラワーアレンジメントのレッスンも開催しております。
イマムラ
イマムラ
レッスンはどんな方が受講してらっしゃるんですか?
滝沢さん
滝沢さん
レッスンにいらっしゃるのは主婦の方が多いですね。

自分で作って自宅に飾る目的で来ていただく方も多いです。
イマムラ
イマムラ
フラワーアレンジメントを自分で作るって面白そうですね。
滝沢さん
滝沢さん
買ってきて置くより、自分で作って飾るのが楽しいと思うんです。

人によって位置を変えたりリボンを変えたり、個性が出るところも面白いと思うので、自由にやっていただいてます。
イマムラ
イマムラ
最初にフラワーアレンジメントと出会うきっかけってあったんですか?
滝沢さん
滝沢さん
高校生のときに生花のフラワーアレンジメントの教室に通い始めたんです。

週1くらいの教室に3年くらい通ってました。
イマムラ
イマムラ
お花にはその前から関心があったんですか?
滝沢さん
滝沢さん
そうですね。母が花が好きでいつも家に飾ってあったんです。だから自然と花に関心を持つようになったんだと思います。

その時は習い事として教室に通っていただけで、そこから直接お花の仕事をしよう、ということは考えてなかったです。
イマムラ
イマムラ
あ、そうだったんですか。
滝沢さん
滝沢さん
お花の仕事をできればいいなーとは思ってたんですけど、お花屋さんならいつでも出来る、と思ってOLになったんです(笑)。

友達の結婚式とかで作ったりとかはしてたんですけど。
イマムラ
イマムラ
インターネットで作品を販売されてますよね?
滝沢さん
滝沢さん
はい。
イマムラ
イマムラ
サイトの歴史、みたいなページを見たんですが、かなり早い段階からホームページで販売してますよね?
滝沢さん
滝沢さん
そうですね。サイトを立ち上げたのは2002年くらいなので、結構早いほうかと思います。

まだパソコンを持っている人も少なかったかもしれないですね。
イマムラ
イマムラ
2002年って、、、まだネット通販なんて全然一般的じゃないときですね。

なんでそんなに早い時期からネット通販を始めることが出来たんですか?
滝沢さん
滝沢さん
OLになって、仕事内容は空調会社の事務だったのですが、たまたまシステムを作っている部署だったので、そこでパソコンに詳しくなりました。
イマムラ
イマムラ
なるほど。
滝沢さん
滝沢さん
そこにいなければパソコンとか全然できなかったと思います。

それでインターネットのホームページがどういう仕組みで動いているのかを知っていたので、私にもできるかもと思ってホームページを立ち上げたんです。
イマムラ
イマムラ
それもなかなかすごいですけど。。。ご自身でお作りになったんですか?
滝沢さん
滝沢さん
そうですね(笑)。ホームページ・ビルダーで作りました。

ホームページ・ビルダー: 株式会社ジャストシステムが開発・販売しているWebサイト制作ツール。「コードが書けなくてもホームページが作れる」ソフトの代表格で、初心者向けのサービスなどが乏しいインターネット黎明期のWebを支えた。

イマムラ
イマムラ
少し話が戻ってしまいますけど、なんでホームページで販売を始めたんですか?
滝沢さん
滝沢さん
勤めていた会社の目の前にアーティフィシャルフラワーを扱う専門店があったんです。だから会社に行きながら花を意識する機会があり、よくそのお店に足を運んでいました。

私がこの先もずっと続けていける事はなんだろうと思った時に、やっぱりお花しかないと思って、チャレンジしてみました。ホームページを作った時は、自宅でできる範囲でやってみようと思っていました。
イマムラ
イマムラ
今日は滝沢さんのアトリエにお邪魔して取材をさせていただているんですが、どういった流れで活動を拡大していったんですか?
滝沢さん
滝沢さん
細々とホームページで販売を続けていたら、伊勢丹のバイヤーさんの目に留まって、出店させていただいたのがきっかけですかね。
イマムラ
イマムラ
当時も自宅で作業していたんですか?
滝沢さん
滝沢さん
そうですね、自宅が作業場のようになって、リビングが作品と材料だらけになってしまったんです。

それで、出店4年目くらいに思いきって念願のアトリエを借りることにしました。
イマムラ
イマムラ
滝沢さんの発信の中で、「暮らしの中でのフラワーアレンジメント作品」のようなメッセージを感じるんですけども
滝沢さん
滝沢さん
そうですね。
イマムラ
イマムラ
そのあたりちょっと詳しく聞かせてください。
滝沢さん
滝沢さん
フラワーアレンジメントの役割として、飾って気分が良くなるとか、そこにちょっとあるだけで雰囲気が変わるとか、季節ごとに変えて楽しんでみたり、そういう存在かなと思っているんです。

私の作品があることにより、毎日の生活が豊かに感じられたり、気持ちが明るくなったりしたら嬉しいです。
そういう意味で、「もうひとつ暮らしを豊かにしてくれるもの」という思いがあります。
イマムラ
イマムラ
なるほど。逆に作る側としての魅力はなんですか?
滝沢さん
滝沢さん
完成した時に達成感がありますし、制作している時は時間を忘れて集中するんです。
レッスンでも、普段の生活ではなかなか無心になって何かをするということがないので、作っているとそれが楽しいっておっしゃる方もいます。
イマムラ
イマムラ
確かに日常生活でなにかに没頭して集中する時間ってあまりないかもしれないですね。
イマムラ
イマムラ
趣味を仕事にしたときの苦労ってあるんじゃないかなって思うんですけど。
滝沢さん
滝沢さん
そうですねぇ。
イマムラ
イマムラ
やっぱり。
滝沢さん
滝沢さん
好きで続けていたことが仕事になったときに、自分のスタイルをどこまでやり続けるかっていうのはありますよね。
イマムラ
イマムラ
作りたいものを作るか、売れるものを作るか、とかってことですか?
滝沢さん
滝沢さん
それもありますね。私は色合いがあまり強くない作品を好んで作っているんですけど、例えば母の日などの贈り物ではしっかりした色の物が好まれることも多いですね。
イマムラ
イマムラ
そういうバランスって難しいですよね?
滝沢さん
滝沢さん
そうですねぇ。でも結局、自分がいいなと思ったものじゃないと人に勧められない性格なので、自分が好きな作品は作り続けると思います。

自分の好きなデザインで作って、それが認められるのが嬉しいんですよね。
イマムラ
イマムラ
インスタもやってらっしゃいますよね?そちらに投稿する作品とか、反応にも傾向ってありますか?
滝沢さん
滝沢さん
インスタで見てくれている人は、一般的に好まれるデザインより、私らしさが出たものを気に入ってくださっている気がしますね。
イマムラ
イマムラ
それは面白いですね。一般性じゃなくて、滝沢さんの作品に惹かれる人が集まってきているというのは。
滝沢さん
滝沢さん
自分がいいと思う作品を評価してくれる人が見てくれているのは嬉しいですね。

取材・文:イマムラケンタ(@imamurider01

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滝沢 可奈子
フラワーデザイナー
Honey Garden 主催。「もうひとつ暮らしを豊かにしてくれるもの」をコンセプトにリース・トピアリー・アレンジメントなどを制作。2002年WebサイトHoney Gardenを開設。季節の作品を販売。2012年より新宿伊勢丹にてクリスマス・母の日のイベントに出展。アトリエにて1dayレッスンを開催