クイズ作家古川 洋平

クイズ、人狼、カラオケ、多くの趣味を極める男が語る、好きで生きるとは何か

「富士山を自分の庭のようにしているような人に憧れます」と語るクイズ作家、古川洋平さんは、クイズのみならずカラオケ、人狼、乃木坂46など、多ジャンルを極め、好きを仕事にして生きています。そのモチベーションは何か?好きなことを仕事にするとはどういうことか?彼の人生哲学を伺います。
エクストボーイ
お名前と肩書きを伺ってもよろしいですか。
古川さん
古川さん
古川洋平です。クイズ作家です。
エクストボーイ
肩書きはクイズ作家なんですね。今日はカラオケに来ていますが、カラオケに関しては普段どういったご活動を?
古川さん
古川さん
もともと歌うのが好きでカラオケにはよく通ってたんですけど。数年前にカラオケ採点にハマりまして、100点を出すことを目標によく通っています。
エクストボーイ
カラオケは結構行くんですか。
古川さん
古川さん
一時期狂ったように通ってましたね。今はだいたい週1くらいですが、多い時は週4、5くらいで通ってました。
エクストボーイ
カラオケにハマったきっかけはなんだったんでしょう?
古川さん
古川さん
乃木坂46さんの番組でカラオケの企画をやっていたのを見たのがきっかけです。トップの方が96点を出していて、どうやったら点数出るんだろう、もっと上手く歌えるんだろうと、もう1回、もう1回…とやっているうちに、方向性が見えてきて。それで研究するようになりました。
エクストボーイ
初めて100点とった曲は覚えていますか?
古川さん
古川さん
乃木坂46の「ひとりよがり」という曲でしたね。共演させていただいてからファンになって。歌いやすい曲なのでこれに決めて、100回くらい歌った気がしますね。90点台を連発してしんどかったんですけど、100点が出た時はめちゃくちゃ嬉しかったですね。
エクストボーイ
今何曲くらい100点のレパートリーがあるんですか?
古川さん
古川さん
150曲くらいは出したことありますね。好きなアーティストの曲や聴き込んでる曲の方が点数出しやすいので、僕だと乃木坂46さんとかKinKi Kidsさんが好きなので、よく100点取ったりしますね。
エクストボーイ
では、肩書きでもあるクイズ作家としてはどんな活動をされているんでしょうか?
古川さん
古川さん
みなさんが見ているクイズ番組やゲーム、アプリでの問題作成をしていたり、自分でイベントを開催して、クイズ初心者の方に楽しんでいただく、それから企業のキャンペーン、広告などで使っていただく問題を作ることですね。
エクストボーイ
そもそもクイズに目覚めたきっかけとは?
古川さん
古川さん
父親がクイズ番組が大好きで、子供をクイズ王にしたかったようです。僕が幼稚園の時に、おもちゃの早押しボタンとクイズ番組の過去問を買い与えられて。絵本を読むような感覚で読んでたんです。意味は分かってなかったんですけど、幼稚園の時に、「ドイツの秘密警察は『ゲシュタポ』」とかって言ってましたね(笑)。
エクストボーイ
得意ジャンルはあったりするんでしょうか。
古川さん
古川さん
クイズは細かく分ければいろんなジャンルがあるんですけど、中でも得意なのは料理ですかね。料理自体が趣味で、作るのも好きなので、生活の中で覚えたものが出るクイズはやっぱり強くなりますね。
エクストボーイ
料理に関するクイズってイマイチピンとこないんですが例えば…?
古川さん
古川さん
例えば、みんなが食べるものの意外な語源とかっていうのは面白いと思うんですけど、「イタリア語で『私を天国に連れていって』という意味があるスイーツはなんでしょう?」みたいな問題が出たりします。ちなみに、答えはティラミスなんですけど。
エクストボーイ
(分からなかった…。)
古川さん
古川さん
何気なく食べてるものにもいろんな意味があって、エクレアはフランス語で「稲妻」だったり、モンブランは「白い山」だったりとか、いろんな名前があって、次食べるとき思い出して面白いですよね。「あぁこれ稲妻かぁ…」って(笑)。生活に馴染んでて良いなと思ってます。
エクストボーイ
カラオケ、クイズ、料理ときましたが、他にも力を入れているご活動はあるんですか?
古川さん
古川さん
今は人狼がアツいなと思ってたくさんやっていますね。もともと趣味でやっていたんですけど、今では人狼の大会にプレイヤーとして参加させていただいたり、地方で開催される人狼イベントのゲストに呼んでいただいて、お客さんと一緒にプレイしたり。あとは人狼の解説者として呼んでいただいたりもしますね。
エクストボーイ
もしや大会で優勝されたりとか。
古川さん
古川さん
最近は賞金がかかった、予選会からやってた大きな大会があったんですけど、それに出場して、優勝させていただきました。
エクストボーイ
やっぱり…。人狼を極めるっていうのはどういうことなんですか?
古川さん
古川さん
クイズとかカラオケは、1位とか100点とかっていう明確なゴールがあるんですけど、人狼って決まった1位とか決まった強いみたいなのがないことが、今までの自分には無かった要素で面白くて、何をしたら強いのかが明確に決まってないんですよね。それが面白さかもしれないですね。
エクストボーイ
多ジャンルを極めていますが、そのモチベーションはどこにあるんでしょう?
古川さん
古川さん
やるからには最終的に楽しいものが待っている状況まで自分を高めたいんです。もともと凝り性で時間にシビアな人間なので、負けると分かっている勝負をするのは時間が勿体無いと感じてしまうんですよ。有限な時間でいかに楽しい趣味を増やすかが重要というか。

例えば麻雀も打てますが、あまりやらないです。しっかりと取り組まれている方に比べると研鑽を積んでいないし、他の趣味よりは負ける確率が高いので。対策を何も講じていない状態で、時間を浪費するのが勿体無いですんですよね。
エクストボーイ
登るべき山を見定めて、ということですね。
古川さん
古川さん
富士山に1回登って満足する人もいると思うんですけど、登る人って1回登ると何回も登るんだそうです。そういう、富士山を自分の庭のようにしているような人に憧れます。一度きりの達成や、途中で挫折した人よりも富士山を楽しんでいるように思えるので。
エクストボーイ
クイズ作家となったきっかけは何だったんでしょうか?
古川さん
古川さん
クイズに関しても、もともと僕はクイズを解く側、戦う側だったんですけど。高校生の時にクイズ番組で優勝して、大学選手権みたいなのを三連覇して、社会人では日本選手権みたいなもので2度ほど優勝して…っていう戦うばかりの人生を歩んできて。何かこう自分の中で凝り固まったものがあったんです
エクストボーイ
勝ちまくりですが…?
古川さん
古川さん
登山でいうと、自分の中では登りたい山に全て登って、何度もエベレストに登る、みたいな状況になったんです。で、頂上より上は無いので、同じ景色しか見えない。連続登頂記録を更新し続けるか、九合目で挫折するのかって話を繰り返すだけになってしまって、人の作ったもので遊ぶことに限界を感じたんです。
エクストボーイ
なるほど。
古川さん
古川さん
クイズを極めて他の強い人をなぎ倒すよりは、自分が作る面白い問題とか、簡単な問題をみんなに届けたいって折り合いがついていった形ですね。カラオケで言えば100点を取れるという頂上が見えたので、どこで折り合いをつけるかといえば、100点の取り方とか難しい曲で取るとか、人に面白いと思ってもらえるよう方向に自己研鑽していっている状況ですね。
エクストボーイ
クイズを解く・作るは別物ですか?
古川さん
古川さん
まるっきり違う感じがします。例えばパンが好きな人は食べることが好きだけど、必ずしも作る事も好きとは限らない。パンを食べる人は美味しい、お腹を満たせるっていう受動的な楽しみ方で。クイズを解くのも、作成者の手の上で遊ぶ。誰かの脳内の範疇でやってること。

でも出題側は何も無いところから生み出せるんです。自分の世界をみんなに届けることができる。パンで言えば自分で生地や材料を工夫して作って、美味しくなったり売れるようになったり。能動的になりますね。
エクストボーイ
初めから自分の好きなことで生きるって考えていたんですか?
古川さん
古川さん
すごく抵抗がありました。趣味を嫌いになった時に仕事も遊びも両方崩れてしまうのが怖かったんです。ただ、僕の場合は好きな事で日本一を目指していたことで、大きなスキルになっていたんですよ。有限な時間の中で一般の人が誰でもできる仕事をこなす人生と、自分しかできないことをやる人生を考えて、後者を選びました。
エクストボーイ
好きなことで生きるとはどういうことだと思いますか?
古川さん
古川さん
僕もまだまだ道の途中ですが、成功するには非常に高い能力が求められると思います。前職と比較して、仕事で成績を収めること、昇進することより難しいなと感じます。チャレンジしがいがありますけどね。あとは、自分で生み出さなければいけない立場になります。受動的じゃダメなんですよね。そこに好きなことで生きていく難しさと面白さがあります。
エクストボーイ
ご自身が好きなことを極める、好きなことで生きていくために意識することは何でしょうか?
古川さん
古川さん
自分が好きなことで世間に必要とされる部分をいかに見つけ出すかですね。

まず、すごい人になるというのが第一段階の目標なんですけど、その中でも特別になることが次の山だと思っていて。そのひとつとして僕は「初心者でも分かりやすい、とっつきやすい」ことを目指しています。
エクストボーイ
クイズ作家としてのご活動がまさにそれですね。
古川さん
古川さん
上級者同士の話を聞いてつまらないと思った経験って誰しもがあると思うんですけど。その、内輪で偉ぶってる人になったらそこで終わりだと思っていて。クイズや人狼の初心者、カラオケで点数を取れない人にとって、1番分かりやすい人間、愛着が持てる人間になるためにどうしたらいいかって結構考えています。
エクストボーイ
そういえば、ライブ配信で乃木坂46さんについてお話しされることもありますね。
古川さん
古川さん
私のフォロワーの方はカラオケや人狼に期待している方よりも、むしろ乃木坂46を期待している方が多くて(笑)。でもカラオケや人狼と同じく、「分かりやすい言葉で、短く、心を掴む文章で良さを伝える」というロジカルな部分に期待していただいている自覚がありますね。

これからも好き放題やるのではなく、自分の好きなことを頭を使って分かりやすくお届けしたいと思っています。
この記事をシェアする
Extroomをフォローして最新情報を受け取ろう
古川 洋平
クイズ作家
宮城県仙台市出身、1983年9月13日生まれ。『パネルクイズ アタック25』高校生大会にて優勝したのを皮切りにクイズプレーヤーとして活躍後、クイズ作家の道へ。その他、趣味が高じてカラオケや人狼などでも、業界では名の知れた存在に。好きなことで生きることを体現しながら精力的に活動中。
古川 洋平さんが出演している動画
カラオケで100点を取るための精密採点攻略法!〜実践編〜