07
中国地酒”仙長”
門倉 郷史

中国酒も中華料理くらいポピュラーに! 文化として広めていきたい”仙長”

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中国地酒”仙長”門倉 郷史

中国酒も中華料理くらいポピュラーに! 文化として広めていきたい”仙長”

「中華料理はすごく普及してるけど、お酒のほうは全然ですよね。」と悔しそうにおっしゃる門倉さん。中国酒を専門に扱うECサイト「酒中旨仙」の仙長を務めながら、中国酒好きの仲間を集めてオフ会などイベントも開催。中国酒との出会い、中国酒に対する思いを根掘り葉掘り伺いました。
エクストボーイ
簡単に自己紹介をお願いします。
門倉さん
門倉さん
門倉郷史(かどくら さとし)と申します。「酒中旨仙(しゅちゅううません)」という中国酒の中でも特に黄酒(ファンチュウ)を主に取り扱ってるECサイトを運営してます。
エクストボーイ
普段はサイト運営の他にも何かご活動をされているんですか?
門倉さん
門倉さん
Twitter、Facebook、instagramとかのSNSで中国酒について発信したり、他店舗様に黄酒を置いていただく卸事業を展開したり、あとはイベントもやったりしてます。「單欒(だんらん)」という黄酒や白酒と料理を楽しむイベントをやってたり、そこで繋がった方々とオフ会を開催して、中国酒に興味ある方々同士で交流を深めています。

※白酒(バイチュウ):日本の焼酎にあたる中国の蒸留酒。色は透明でアルコール度数が高い。

エクストボーイ
オフ会もやられてるんですね。結構大規模にやられているんですか?
門倉さん
門倉さん
今年の6月から始めたんですが、正直まだ人数は全然少ないんですよ。運営している旨仙のサイトは会員1,000人近くいらっしゃいますが、前回やったときにやっと20人近くが集まってくれてお店を貸し切りにできたので、まだまだ出だしなんですが今後もコツコツやっていきたいと思ってます!。
エクストボーイ
中国酒を飲まれる方って、なんとなく男性の方が多いイメージがありますが、門倉さんが主催されてるオフ会ではどうですか?
門倉さん
門倉さん
基本半々なんですが、女性が多い回もあったりしますね。男性だけじゃなく、女性の方も好きになってリピートしてくれたりしますので、そんなに偏ってるイメージはないですね。
エクストボーイ
なるほど。そんな門倉さんが中国酒に興味を持ったきっかけは何でしょうか?
門倉さん
門倉さん
ちょっと地味ですが今の会社に入ったのが大きなきっかけですね。それまでは紹興酒も飲んだことあるかないかくらいで、お酒自体は好きだったんですけどね(笑)。
エクストボーイ
最初はお仕事で中国酒を知るようになったということなんですね。
門倉さん
門倉さん
はい、そうですね。その時からうちの会社はすでに中国の酒蔵さんから仕入れてたので仕事で触れることが多くなってました。

それから好きになったのにはもうひとつきっかけがあって、入社して3ヶ月くらいの時に、他のお店で紹興酒をオーダーして飲んでたら、自社が仕入れてるお酒の美味さに気づいたんですよ。

もちろん他店が置いているお酒がまずいというわけじゃなくて、単純に自分たちが仕入れてるお酒に自信を持てるようになったんです。
エクストボーイ
それでどんどん中国酒にハマっていったと。
門倉さん
門倉さん
そうですね。働いてくうちに中国酒がますます好きになって、今年は初めて実際に中国の酒蔵に行ったりしました。
エクストボーイ
中華料理屋さんに中国酒が置いてあるのは分かりますが、実際ECサイトで中国酒を扱うのは珍しいなと思いまス。ECサイトを始めたきっかけは何でしょうか?
門倉さん
門倉さん
元々は自社の中華料理店で置いてたりしてたんですが、来店されるお客さんだけじゃなく、個人のお客さんにも気軽に中国酒を飲んで好きになってほしいというのがあって2011年に旨仙のサイトを始めたんです。
エクストボーイ
お酒という大きな括りの中で、門倉さんが思う中国酒の魅力とはなんでしょうか?
門倉さん
門倉さん
たくさんあると思うんですけど、まずは味が他のお酒と被らないことですかね。
エクストボーイ
確かに、種類も多いですし、お酒の味も香りなども全然違いますもんね。
門倉さん
門倉さん
そうなんですよ。料理と中国酒とのペアリングは面白いと思うんですが、歴史が長い割には全然開拓されてきてないんですよね。その長い歴史で培われた幅広さ、個性は大きな魅力だと思いますね。
エクストボーイ
日本酒と比べてみてどうですか?
門倉さん
門倉さん
私ももちろん日本酒が大好きなのですが、実は中国酒も日本酒と同じように繊細に作られてるんですよね。中国の酒蔵に行ってそれを身をもって体感できたんです。
エクストボーイ
その中国の酒蔵に行かれた経験もぜひお聞かせください。
門倉さん
門倉さん
紹興酒の産地の紹興に行ってきたんですが、すごく良い経験をさせてもらったなと思って、まだ日本に流通してない品目のお酒を試しで飲ませていただいたりとか、製造工程を一部見せていただいたりとか。

あとは乾杯合戦したんですよね。すごく楽しかったんですがあまり記憶がなくて…(笑)。
エクストボーイ
乾杯合戦…。
門倉さん
門倉さん
白酒でやる方が多いと聞いてたんですが今回は紹興酒の産地ということもあって、みんな紹興酒でやってましたね。
エクストボーイ
それは面白いですね。こういった中国酒関連のご活動を続けてこられたモチベーションとは何でしょうか?
門倉さん
門倉さん
恥ずかしいことですが実は、20代の時の僕ってやりたいことがないタイプだったんですよ。色々経験をさせていただいた結果、目の前にあることを一生懸命やるしか、人生を豊かにしていく手段は無いんだと思ったんです。

仕事で中国酒に出会ってから変わるきっかけをいただいたのもあって、まず目の前にあるこの中国酒を普及させることをやっていきたいですね。
エクストボーイ
門倉さんにとって中国酒はある意味人生を変えてくれた存在だったんですね。
門倉さん
門倉さん
そうですね。仕事に対する考え方だったり、臨み方だったりが結構変わったんですね。自分に足りないものも見えてきたりとかしますし。その恩返しというか、今後も貢献していけたらなと思ってます。
エクストボーイ
今後の目標、こんなことをやっていきたいというのがあれば教えてください。
門倉さん
門倉さん
先ほどお話ししたオフ会みたいなイベントを東京だけじゃなくて各地方でもやりたいですね。遠征したい。将来的には僕がいなくても地方で行われるようにしたいですね。あとはすごく抽象的な話になってしまうんですが、中国酒文化を普及させて、影響を与えていけるような存在になりたいんですよね。
エクストボーイ
中国酒文化に影響を与える存在!
門倉さん
門倉さん
中華料理って、結構普及してるじゃないですか?いたるところに中華料理屋があって、冷凍食品にもあって、家庭でも作られたりして。でも中国の酒文化はまだまだだなと思うんですよ。
エクストボーイ
なるほど。それを達成するために今後どのようなことをしていきたいですか?
門倉さん
門倉さん
例えば紹興酒でも銘柄を知らない方や、美味しい飲み方を知らない方が多いと思うので、中国酒の常識をまず伝えていかないとなと思ってます。

特に今の日本ってまだ中国酒に対してマイナスなイメージを抱いてる方が多いのでそれを変えていきたいですね。そういった方々に正しい認識を持ってもらえるように提案したいと思ってます。中国酒、面白いなと思ってくれる人を増やしていきたいですね。
エクストボーイ
より多くの方に知ってもらうのが第一歩ですもんね。
門倉さん
門倉さん
そうですね。「酒文化を普及する」というのは本当に大きくて、まだはっきり道筋も見えてないんですが、いただいたこの中国酒との縁を大事にして少しずつやっていきたいなと思っています。

日本で中国酒がもっと受け入れられたら、それこそ中国にも伝わると思いますし、お酒を造ってくれてる方々の、より良い、面白いお酒を作るモチベーションにもなっていくと思うんですよね。それと…
エクストボーイ
お?何でしょうか?
門倉さん
門倉さん
実はもう一つ今後やりたいことがあるんですが、それはしばらく内緒で!(笑)。
エクストボーイ
エー正直この場でもすぐに伺いたいですが、そうおっしゃるのであれば今度ぜひお酒の席で…。
門倉さん
門倉さん
はい!ぜひぜひ!
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門倉 郷史
中国地酒”仙長”
神奈川県出身。1982年生まれ。中国酒(主に黄酒、白酒)を取り扱うECサイト「酒中旨仙」の仙長(責任者)。ツイッター、フェースブック、インスタグラム、メルマガなどにて中国酒に関する情報を発信し、中国酒好きな仲間を集めてオフ会などイベントも開催中。